書籍レビュー 『本質を見抜く「考え方」』
今回は『本質を見抜く「考え方」』 中西煇政 サンマーク出版 という本をレビューしていきます!
なんだかタイトルだけ見ると「え、凄そうだけど、怖そう」みたいな感じがしますよね笑
でも大丈夫です!読んでみると、著者が人生を通して考え抜いていたことを、根拠を持って書かれているので、めちゃくちゃ為になります!!
それでは目次を紹介します!
-もくじ-
まえがき
第1章 考え始める技術
考え方1 「自分」とは何か
-自分を見る鏡が歪んでいたら、ほかのものを見る歪みに気がつかない。
考え方2 「敵」をはっきりさせる
-「敵を知り己れを知れば」ではなく、敵を知ることが即、己を知ることになる。
考え方3 「宙ぶらりん」に耐えること
-人は答えが出ないことに耐えられず、早まって誤った判断を下すことが多い。
考え方4 必ず「言葉」にしてみる
-表したい言葉を探すことは、「考えること」である。
考え方5 自分なりの「仮説」を立てる
-一つの見方を基準にすると、ほかの考え方が明瞭に見えてくる。
考え方6 とにかく一度「結論」を出す
-不完全でも自分なりの答えを出しておけば、あとで自分の考えをチェックできる
考え方7 最初に得た「直感」を思い出す
-「直感」とは、思考過程を経ないで出た、ものごとの本質であることが多い。
考え方8 むずかしい話しを「やさしく」言い直す
-むずかしいことをやさしく表そうとすることで、考えは進む
考え方9 「行動しながら」考える
-動いてみると、いままで気がつかなかった問題点で発見できることが多い。
考え方10 「動あれば反動あり」
-一つの動きがあるときは、それに反する動きが必ず起こる。
考え方11 「三つのセオリー」を当てはめてみる
-「作用反作用」「慣性」「鹿威し」でものごとを考えると整理しやすい。
考え方12 問題を「三つの要素」に分ける
-「三」は安定感を与える数字で、ものごとの整理やまとめに向いている
考え方13 「答え」より「考え方」の重要性を知る
-答えだけを早く知ろうとすると、けっして考える力は身につかない。
第2章 考えを深める技術
考え方14 「民意」をあやまつ
-自分を含め、大多数の一般的な意見に流されると判断を誤る。
考え方15 自分の頭の「ルーツ」を知る
-自分が好きだったものの中に、自分の考え方の原点がある。
考え方16 どんな情報も「歴史」に還元する
-一つの時代しか見ていないと、考えの妥当性がわからない。
考え方17 問題の「外に」出てみる
-日本の埋もれた文献をイギリスで読み、日本を客観的に知ることができた。
考え方18 「よき異端」をめざす
-主流に近いだけで正しいという錯覚に陥らないよう反芻する。
考え方19 おもしろいと「感じる」ほうを選ぶ
-さまざまな紆余曲折はあっても、最終的に間違えない判断が下せる。
考え方20 「逆説」を愛する心を持つ
-一見無秩序で不可解な世界に立ち向かってこそ、考える力は養われる。
考え方21 「迷い」は将来への投資ととらえる
-悩み、迷い、試行錯誤することこそ、考えを深める訓練の場である。
考え方22 「粘り」と「潔さ」の両面を持つ
-相反する要素を併せ持つことで、悩むことを楽しむ境地も拓けてくる。
第3章 間違いを減らす技術
考え方23 「択一」より「共存」を意識する
-物と心、進歩と伝統など、価値が一方に傾いたとき危機を招く。
考え方24 論理は「保険」と心得る
-直感で動いたほうがほぼ正しくて早いが、思わぬ間違いが、思わぬ間違いも多い。
考え方25 「自分に都合のいい論理」を調達しない
-日本の過ちは、そのときに都合のいい「似非論理」によるものだった。
考え方26 「正しいこと」と「効率のよさ」を混同しない
-中国や欧米で行き詰まった支配の哲学の「空」を知る。
考え方27 「効率」と「精神」のバランスをとる
-組織を支えるには、「支配の効率」と「精神の世界」の両方が必要である。
考え方28 効率を「量」ではなく「質」でとらえる
-日本の生きる道は、「量的効率」ではなく「質的効率」にある。
考え方29 「近代の終わり」を意識する
-人間という種の生存が問われる時代、「本性に戻る』考え方が求められる。
第4章 世の中を考える技術
考え方30 国単位でなく「文明単位」で見る
-日本は、一国だけで一つの文明圏をなす唯一の存在である。
考え方31 「どん底」から復活を考える
-衰退と復活を繰り返した歴史を見ると、その復活の「底力」が読み取れる。
考え方32 世と人は元来「うまくいかない」もの
-ギリシャ哲学も孝子・荘子も、「人間が世の中で生きる」ことを考えた。
考え方33 評価でなく「事実」だけを見る
-イギリス庶民は、上の人間を読まないが健全な蜻疑心をいつも持っている。
考え方34 「本分を貫く」ことで社会貢献を考える
-社会奉仕でなくても、自分の半分を果たすことで世のためになれる。
考え方35 天下国家も「自分の問題」としてとらえる
-自分に関係のないように見える問題も、身近に引き寄せると見え方が変わる。
考え方36 国を知るには、まず「神話」を知ること
-神話から始まる雑多な歴史を読んでいると、教条主義に陥らない。
考え方37 日欧のエリートを「同じ土俵」に置かない
-日本人は人種的に平等な民族で、エリートが生まれる素地がない。
考え方38 「政府」と「国民」の違いを知る
-首都ワシントンを一番意識してない国民はアメリカ人である。
第5章 疑問を抱く技術
考え方39 ふと浮かんだ「疑問」を封じ込めない
-情報は歪められていることがあるので、自分の実感を大切にする。
考え方40 誰も疑わない「美しい言葉」こそ疑ってみる
-戦後日本人に思考停止を強いた四つの言葉とは何か。
考え方41 数字や論理の「正しさ」に惑わされない
-形式的に整った論理より、肌身の感覚を大切にする。
考え方42 「先に結論ありき」の議論に注意する
-反論の余地ない見事すぎる議論は、仕組まれている可能性がある。
考え方43 「早く」見つけ、「遅く」行動する
-問題を早く知ることができれば、じっくり対策を立てられる。
考え方44 「全員一致」は、まず間違いと心得る
-アンケートで圧倒的な数字を示す考え方こそ危ない。
第6章 情報を考える技術
考え方45 変化を見るまえに「不変」を見る
-変わるものに目を奪われていると、もっとも大切なものを見失う。
考え方46 バラバラの「事実と数字」を見つめ直す
-ファクツ・アンド・フィギュアーズの集積からしか「真実」は生まれない。
考え方47 「自分の絵」にして精度を高める
-公開情報を無視しないで、その確度を高めていくことを考える。
考え方48 「目的意識」を明確にする
-あふれる情報に流されやすい人間の弱さを知っておく。
考え方49 チェックには「別の顔」を使う
-予断や先入観を排するには、情報収集と判断の役割を分ける。
考え方50 危機は、まず「人心の変化」に現れる
-歴史を深く読むと、本当の危機は、まず人の心の中に現れる。
考え方51 「予兆」を感じるアンテナを磨いておく
-大きな変化には必ずそれに先立つ現象があるが、人はそれを忘れやすい。
考え方52 「三十年以上先」は、現在の延長で考えない
-長期の予測は「投影史観」を採用すると大きく外れることが多い。
考え方53 「日本人」を明確に意識する
-自画像をはっきり持てば持つほど、ものごとをしっかり考えられる。
長くなりましたが、目次はこんな感じです。どうでしたか?この本の著者はなんだかもう悟りを開そうですよね笑笑
私たちの身の周りには情報が溢れているので、片っ端から情報収集していると情報過多に陥りやすいです。
「あの人は「コレが正しい」って言ってるけど、この人は「それは間違っている」って言ってる。え〜どっちを信じればいいの?」みたいな。
この記事に共感してくださったそこの貴方!是非『本質を見抜く「考え方」』を読んでみてください。きっとこの本が、情報収集する時の自分の考えに対する指針を示してくれます!